コラム:首の回旋異常
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首の回旋異常

首が痛くてスムーズに動かせない、回せない、などの経験は、一度や二度はあるかと思います。

寝違えや、事故など外力によるトラブルが多いですが、特に何もしていないのに首の動きが悪くなることもあります。

痛みが無くても、右と左で首の周り易さが違う、首を後ろに倒すとつらい、なども首の回旋異常に含まれます。
自分では気づかない程度の首の異常であっても、頭痛やめまいの原因になったり、重大な病気を引き起こしたりします。

首(頸椎)の回旋異常は、脊柱のゆがみと連動して起こります。首だけではなく、全身の問題なのです。

アトラス(第一頸椎)について

頸椎(首)は、脊柱の上から7個の骨で構成されいて、第一頸椎を環椎、第二頸椎を軸椎と呼び、他の椎骨とは違う形をしています。

環椎は輪のような形をしていて、頭蓋骨にくっついています。
別名アトラスとも呼ばれ、ギリシア神話で頭上で天空を支えたという巨人アトラスにちなんで命名されたそうです。

軸対は、歯突起と呼ばれる突起があり、それが環椎の輪の中に入り込む形になっています。

環椎と軸椎は対になって、頭蓋骨と脊椎をつなぐ関節を形成しています。

首が、他の部分とは違って、前後左右に大きく動かすことが出来るのは、環椎と軸椎がこのような構造になっているからなのです。

逆に、可動性が高いということは、障害を受けやすい不安定な関節でもあります。


首の回旋異常のチェック

首の前後の動き…首を前・後ろに倒してみて、つらかったり、痛みがあるかどうかをチェック。

首の左右回旋…顔を右に向けるときと左に向けるときに、向きやすさに違いがあるか、痛みがあるかをチェック。

首の左右側屈…顔は前に向けたまま、首を左右に曲げたとき、曲げやすさに違いがあるか、痛みがあるかをチェック。

首の回旋チェック

いづれかの動きに制限があったり、痛みがあったり、左右差がある場合、頸椎にゆがみがあります。 特に、ストレートネックの人は、首を後ろに倒しずらく、痛みを伴ったりします。

首の歪みと体調不良

頸椎の両側には、大きな血管と神経が通っています。
ですから、首の回旋異常がある=頸椎が歪むと、頭痛やめまい、耳鳴り、手がしびれるなどの症状が出るのです。

また、逆に脳からの指令が体に届きずらくなり、体全体に不調が起こります。(自律神経失調症など)

首のゆがみの原因は、事故などの外力によるものと、体の歪みによるものがあります。

交通事故などで首を痛めた場合、きちんと治療をしておかないと、歪んだまま固まってしまい、後になって様々な不調が出てきます。
整形外科などで治療をした場合、骨が治っていれば完治とみなされますが、本来は、骨の周りにある筋肉や靭帯などのバランスも整えなければいけません。
強引に骨だけ真っ直ぐにしても、筋肉のバランスが崩れたままでは、いずれはまた骨も歪んでしまうからです。
子どもの頃の交通事故の後遺症が大人になって出てくることも少なくないのです。
交通事故やスポーツでの衝突、転倒など、首に強い衝撃を受けたときには、症状が無くても受診してください。

体のゆがみが原因で首が歪んでいる場合は、脊柱の生理的湾曲(S字カーブ)が崩れています。

猫背など姿勢の悪い人は、生理的湾曲が強すぎる状態です。骨盤の傾斜が悪く、腰が前に出て、背中が後ろに出ます。首は、前に突き出し、首はストレートネックになっています。
また、姿勢の悪い人のほとんどは、左右のゆがみ(捻れ)も発生しています。

ストレートネックのページをご覧ください。

首のゆがみは体の歪み

上記でも書きましたが、首のゆがみは首だけではなく、全身の問題です。

首は脊柱の一部であることでもわかりますね。脊柱のS字カーブが崩れていれば、頸椎も歪んでいるのです。

また、首にはたくさんの筋肉がつながっています。

手を上げる動作を見てもわかるとおり、腕を上げる時には、肩を中心に、体の上半身の多くの筋肉を動かします。

首にゆがみがあり、筋肉のバランスが崩れていると、手を上げる動作にも左右差が出てきます。

自然にバンザイをして、手の長さが違ったり、手の上げる角度に差がある場合は、首(頸椎)にもゆがみがあるということです。

首の動きに違和感があったり、左右の手の動きが違うときは、早めに治療することをオススメします。