肩こり

無痛整体 鈴木薬手院ご案内
肩こり

肩こりというのは、病名ではなく、肩がこわばったり痛みを感じたりする症状のことを言います。

一言に「肩こり」と言っても、いろんな痛み方があり、原因も様々です。

一般的には、長時間同じ姿勢を続けていたことなどによって、頭や腕を支える筋肉が緊張し、循環障害が起こり、痛みやこり感などの不快な症状が出ると考えられています。肩こり

また、逆に肩を使いすぎて、凝ったり痛くなる場合もあります。

筋肉疲労や血流が悪くなって起こる一時的な肩こりが多いですが、症状がひどくなると、頸肩腕症候群といわれ、緊張型頭痛や、顔面・腕の機能障害も現れることがあります。

また、頚椎ヘルニア胸郭出口症候群など、他の病気が原因で肩こりが起こる場合があるので、ご自分の肩こりがどのような症状かをきちんとチェックし、気になる症状があるようでしたら病院へ行きましょう。

主な原因と症状

■一次性(特定の疾患と関係のないもの)

肩の筋肉が緊張状態になり、血流が悪くなり、痛みやコリを感じる症状なので、長時間同じ姿勢をしてたことが最大の原因であると考えられます。

  • デスクワークなど長時間同じ姿勢をしている
  • スマホの使いすぎ
  • 姿勢が悪い
  • ストレスを感じやすい
  • 歯の噛み合わせが悪い

その他、要因として考えられることを揚げてみます。

  1. 疲労…長時間のパソコンワーク、細かい手作業、眼精疲労、寝不足など
  2. 体形…なで肩、猫背、斜頚、肥満など
  3. 不良姿勢…アゴを突き出す姿勢や、背中を丸めて前かがみになる姿勢など
  4. 精神的緊張…強いストレスを感じると筋肉が硬くなり血流も悪くなる。
  5. 冷えすぎ…冬の寒い時期は自然と肩に力が入り、肩こりを感じる人が多い。夏にクーラーの効きすぎた部屋でも同じ。
  6. 体に合わない下着…締め付けの強すぎる下着は、ストレスを与え、血流も悪くなる。サイズの合わないブラジャーも肩こりの原因。

また、首・肩の筋肉が歪むと、筋肉への酸素・栄養の供給不足が生じて、肩こりが起こります。(下記、「肩こりと体バランス」参照)

■二次性(疾患の一症状としての肩こり)

  1. 首周辺の疾患…頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、後縦靭帯骨化症、頚椎捻挫(むちうち症) など
  2. 肩周辺の疾患…胸郭出口症候群、五十肩 など
  3. 肘、手周辺の疾患…外上顆炎(テニス肘)、内上顆炎(野球肘・ゴルフ肘)、ばね指(弾撥指) など
  4. 末梢神経疾患…手根管症候群、肘部管症候群、ギオン管症候群 など
  5. 呼吸器系疾患の関連痛…肺結核(首から背中にかけて)、肺癌、胸膜炎 など
  6. 循環器系疾患の関連痛…狭心症(左胸から左肩にかけて)、心筋梗塞、動脈硬化症、高血圧、低血圧、大動脈瘤、大動脈炎 など
  7. 消化器系疾患の関連痛…胃潰瘍(肩甲骨内側、背部)、胆石症・胆嚢炎(右肩、右肩甲骨内側)、急性肝炎・肝臓癌(右肩) など
  8. 歯周辺の疾患…歯痛、歯槽膿漏、咬合不正 など
  9. 眼精疲労…近視、遠視を適切に矯正していない場合 など
  10. 自律神経失調症
  11. 更年期障害
  12. その他…蓄膿症、難聴、扁桃腺把大、うつ病などの心身疾患 など

 

肩こりの症状と原因

1.首を動かすと痛い

  • 筋肉疲労
  • 以前に首に衝撃を受けた経験がある(頚椎捻挫、むちうち症)

2.首を動かさなくても痛みを感じる

  • 頚椎に損傷がある
  • 顎関節症で首に痛みがでる場合

3.首の痛みが肩や腕にも及ぶ

  • 頸部の頚椎ヘルニヤ
  • 頸肩腕症候群
  • 変形性頚椎症

4.いつも首の後ろにコリがあり、頭が重い

  • 頚椎の1、2、3、4、5番の異常
  • 噛み合わせの異常
  • 頚椎の狭窄症
  • 血圧の異常

5.肩を動かすと痛い

  • 五十肩(肩関節周囲炎)
  • 肩の脱臼
  • 子供の肘関節脱臼(肘内障)

6.肩が重く、腕や手に痛みやシビレがある

  • 胸郭出口症候群
  • 肩の腱損傷
  • 腱鞘炎

7.肩が痛く、手や足の関節も痛い

  • リウマチ
  • バネ指

8.左肩が痛み、胸が締めつける様な痛み

  • 狭心症・心筋梗塞
  • その他の心臓疾患

9.腹部から背中と肩の痛み

  • 内臓疾患

痛みは身体の危険信号のメッセージです。早めの診察を!

原因となる筋肉

肩こりは、主に「僧帽筋」「肩甲挙筋」「菱形筋」の筋緊張が 原因です。

(下の筋肉の図をご覧下さい。)

肩関節(自由上肢)は前後、左右といろいろな方向に動く関節になっていて、片方の上肢だけで50本の筋肉で構成されています。その各筋肉がお互いに拮抗して働いています。

さらに言うと、肩甲骨を仲介して骨盤の上部に付いている為、腰にも影響します。

長時間同じ姿勢を続けていると、筋肉は慢性的に緊張している状態になります。筋肉に必要な栄養・酸素の供給と不必要な老廃物・二酸化 炭素の回収が滞ってしまうと筋肉は疲労し、肩こりの症状が出てくるのです。

■肩こりに関係の深い筋肉

肩こりに関係の深い筋肉(1)

肩こりに関係の深い筋肉(2)

  • 僧帽筋(そうぼうきん)
    上部・・・首の後方伸展(首を後ろに倒す筋肉)
    下部・・・肩甲骨の化制と内転(手を上げる筋肉)
  • 肩甲拳筋(けんこうきょきん)
    僧帽筋の上部線維。肩甲骨の挙上(肩を上げる筋肉)
  • 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
    首の前方屈曲(首を斜めに動かす筋肉。斜頚に関係する)
  • 三角筋(さんかくきん)
    前方・・・肩関節屈曲(手を前方に上げる筋肉)
    中間・・・肩関節外転(手を横に上げる筋肉)
  • 小菱形筋(しょうりょうけいきん)・大菱形筋(だいりょうけいきん)
    肩甲骨の内展(肩甲骨を背骨に寄せる筋肉)
  • 大胸筋(だいきょうきん)
    肩関節水平内転(腕を前に回す筋肉)
  • 広背筋(こうはいきん)
    肩関節後方伸展(後ろに手を伸ばす筋肉(ブラジャーのホックを止める時など)

僧帽筋は、重い頭の角度を保つと共に、上体を起こしている間、左右合わせて約10Kgにもなる上肢(腕)を支えるなど、日常生活でも酷使されるため、疲労がたまりやすい筋肉です。

特に、
・顎関節症
・首の傾きがある
・なで肩
・猫背
の人は、疲労がたまりやすい体型といえます。

スマホ症候群

最近のスマホの普及により、肩こりを訴える人が多くなっています。
スマホ症候群の場合、緊張している筋肉が、普通の肩こりと違い、首の前の筋肉=斜角筋群、小胸筋などが緊張しているのが特徴です。

※詳しくは、こちらのサイトをご覧ください→歪みのホームページ:スマホ症候群・スマホ首

肩こりと体のバランス

肩こりは、筋肉の疲労や、筋肉の緊張によって起こるのですが、それは体全体のバランスと大きく関係しています。

骨盤の歪みから肩こりが起こる多い例

骨盤がユガミ

歩行がおかしくなる

姿勢が悪くなる

肩が前に巻き込み肩甲骨の下角が外に開く

背中を丸めて胸を圧迫

顎が前にでる(ストレートネック)

肩がスムーズに動かなくなる

肩周囲の血液が悪きなり

肩がこる

その体形が継続されると慢性の肩こり症になる

逆に、腕の使い方のアンバランスにより肩が歪み、頚椎、胸椎が歪み、重心が偏り、骨盤まで波及することも多いです。

肩こり治療の重要ポイント

「僧帽筋」や「肩甲挙筋」のコリが長期間に及ぶと筋肉の柔軟性が低下します。伸びづらく縮んだ筋肉は、肩と肩甲骨を引き上げ肩をすぼめる姿勢になってしまいます。

こうなると肩関節の可動域も低下し、肩こりの悪循環に陥ってしまうのです。

猫背の人は肩こり

猫背の人は、胸椎の後湾により頭の位置が前に出ている状態(ストレートネック)で、頭の重心が前に移ります。
正常な体型ならば、適度なカーブを描いた脊柱の上に頭が乗り、うまくバランスがとれるのですが、猫背の人は、前に出た重い頭を首~肩周りの筋肉だけで支えているため、 慢性疲労(頸肩腕症候群)、肩こりを引き起こすのです。

肩こりは、文字通り肩周りの筋肉が凝ったり痛んだりする症状ですが、なぜ肩の筋肉が凝るのか?と考えたとき、やはり全身の問題になってくるのです。

全身を整えて、肩にかかる負担を軽減することが、肩コリの根本的な治療だと考えます。

肩こりの予防

痛み・ストレス・冷えがあると交感神経(自律神経系)が興奮し、末消血管か緊張(収縮)して血流がとどこうり、さまざまな症状がでて、知らず知らず慢性化してしまいます。
肩こりでも同じことが言えます。

予防(生活習慣を変える)

  • 正しい姿勢を保つ

    たとえば、テレビを見る時、どんな姿勢で見ますか?

    ×やってはダメ
    横になり肘をついて観る、腹ばいの状態で観る。

    ◎理想的な姿勢
    椅子に座るか正座またはあぐらで、 上半身を真っすぐにする。 画面は目と同じ高さが理想です。
  • 体幹を鍛える運動をする。
  • 定期的にストレスを発散する。

 

予防(指導してもらう)

  • 正しい姿勢を保つ為に体幹を鍛える。
  • 体の歪みを治し正しい姿勢を体に覚えこます。出来れば、定期的に体のメンテナンス(歪みを調整)を行う。