尿漏れ、過活動膀胱

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尿漏れ・尿失禁(過活動膀胱)

顎関節症尿漏れや尿失禁は、なかなか人に言えずに悩んでいる方が多い症状です。
あまり口に出して言わないので、自分だけかと思ってしまいますが、くしゃみをしたときなどに気になる、という軽い症状の方を含めると、若い人でも5人に1人、高齢者になると約半数と、かなりの割合で症状を感じているんですよ。

尿漏れには、大きく分けて、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の2種類があります。

腹圧性尿失禁・・・一般的に尿漏れと言われる症状で、くしゃみをしたり、急に笑ったり、ジャンプした拍子に、ちょろっと尿が出てしまいます。女性は出産の際に骨盤底筋が緩み、それが原因で起こることが多いです。

切迫性尿失禁・・・おしっこがしたいなと思ったら、我慢できずに、トイレに行く前に出てしまいます。膀胱が敏感に反応しすぎてしまうために起こります。(過活動膀胱)

また、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の混合型の場合もあります。

腹圧性尿失禁

お腹に力が入った時に、ちょろっと漏れてしまう症状です。
くしゃみや、急に笑ったり、走ったりしたときにちょっと下着が濡れてしまう軽いものから、歩くだけで漏れてしまう重症の例まであります。

原因

骨盤底筋が緩み、膀胱や尿道が下がってしまうのが原因です。加齢が主な原因ですが、女性の多くは、出産の際に、骨盤底筋をはじめ膀胱の周囲の筋肉がのびてしまうために起こり、出産後は9割の方が、尿漏れの経験があると言われています。

予防法

膀胱や尿道などの機能は正常であることがほとんどですので、骨盤底筋群を鍛えることにより、症状が軽くなります。
逆に、おしっこをする時にお腹に力を入れて出す癖のある人は、尿漏れを悪化させます。 便秘でいきむことが多い人がなりやすいようです。
また、尿漏れのある人は、おしっこを出し切ろうと、おしっこが出た後にさらにお腹に力を入れて絞り出したりしがちですが、これもやめましょう。

骨盤底筋群のトレーニング

肛門と尿道の間あたりをキュッと締めて力を抜く運動を、1日100回行いましょう。
3か月ほど続けると、だんだんと効果が現れてきます。
筋肉は、年齢に関係なく鍛えれば強くなります。誰にも気づかれずにいつでもどこでもできる運動ですので、ぜひ続けてくださいね。

骨盤底筋のトレーニングは、腹筋には力を入れずに行うのがポイントです。

また、「お尻歩き運動」もおススメです!予防体操 のページをご覧ください。

骨盤底筋群

骨盤の下にハンモックのように、骨盤内の内臓を支える筋肉です。
深会陰横筋、尿道括約筋、肛門挙筋、尾骨筋の4つの筋肉で構成されています。

骨盤底筋群が弱くなると、内臓が下に下がってしまい、内臓の動きが悪くなります。
そして、骨盤底筋には、尿道や膣、肛門があるのですが、筋肉が緩むと締りがなくなってしまいます。
尿漏れや、おならが不用意に出てしまうのも、骨盤底筋群が緩んでいるためです。

女性は、出産の際に、ホルモンの影響で骨盤底筋群が緩み、さらに出産時にいきむことにより、骨盤底筋がダメージを受けます。なかなか元に戻らない事が多く、尿漏れなどの原因となるのです。

切迫性尿失禁(過活動膀胱)

膀胱が過敏になり、尿意を感じてからトイレに行くまで我慢できなかったり、冷たい水に触った刺激やびっくりした拍子に尿が出てしまいます。頻尿を伴うことが多いです。

原因

何らかの原因で、膀胱が刺激に敏感になるために起こります。もともと膀胱が小さく過敏である人もいます。
また、脳出血や脳梗塞など脳の病気の影響でも起こります。
男性の場合は、前立腺肥大症が過活動膀胱の原因となることが多いです。

症状

おしっこがしたいなと思ったら、トイレにつく前に出てしまう。
冷たい水に触るとおしっこがしたくなり、トイレに間に合わない。
水の流れる音など、排尿を連想させる音を聞くと、おしっこがしたくなり、トイレに間に合わない。

予防法

膀胱の緊張を和らげ、収縮を抑える薬が効果的です。
また、不安なのでちょこちょこトイレに行ってしまいがちですが、可能な限りトイレを我慢して一気に出すようにすると、膀胱のトレーニングになります。

トイレが気になるからと水分を極端に控えると、尿の濃度が高まって逆に尿意が強くなったり、脱水症状を起こしてしまう場合もあるので、水分は適度に摂りましょう。

最近では、高性能の尿漏れパットなどが販売されていますので、上手に利用するとよいと思います。パットに頼るのではなく、我慢するトレーニングの時に利用すると安心してトレーニングできますよ。

過活動膀胱

尿意切迫感・切迫性尿失禁・頻尿の3つの症状があると、「過活動膀胱」と診断されます。
ただの頻尿とは違い、尿意切迫感があるのが特徴です。
尿意切迫感というのは、急におしっこがしたくなり、それが我慢できないという感覚です。
実際に我慢できずに漏れてしまうと、切迫性尿失禁となるのですが、過活動膀胱ではこの症状は伴わない場合もあります。

膀胱が過敏になってしまう原因は、膀胱の筋肉が自分の意思とは関係なく勝手に収縮してしまう点から、神経伝達系に異常があるのではないかと考えられています。

男性の尿漏れ・尿失禁

尿漏れは、女性特有の症状だと思われがちですが、男性にも起こります。
年齢とともに頻尿にもなりますし、過活動膀胱は男女関係なく発症します。

ちょっと違うのが、男性のちょい漏れです。

男性は尿道が長く、尿が残りやすいのです。
若い頃は勢いよく尿が出ますが、年齢とともに勢いがなくなってきて尿が残りやすくなります。
おしっこをした後にパンツを履くと、尿道の角度が変わって残尿が出てパンツが濡れてしまうことが多くなります。
これは、ある程度は仕方のない事ですので、おしっこをした後に、陰嚢の手前を手でちょっと押して残尿を出してしまいましょう。

また、おしっこを勢いよく出すことが残尿を防ぐことになりますから、骨盤底筋群を鍛えることと、できるだけおしっこは貯めてから一気に出すようにすると、膀胱のトレーニングになります。

※骨盤底筋を鍛えるには、お尻歩きがおススメです!予防体操 のページをご覧ください。

 

前立腺肥大に伴う症状

男性の泌尿器の不快症状の多くは、前立腺肥大症と関係しています。

前立腺とは、膀胱の下に尿道を囲むような形をした臓器で、男性だけにあります。
前立腺肥大症の原因ははっきりと解明されていませんが、中高年でのホルモンのバランスの変化が原因ではないかと考えられています。

前立腺が肥大すると、尿道や膀胱を圧迫します。
尿が出ずらい、という症状と、圧迫されたことにより膀胱が過敏になり、トイレが近い、急にトイレに行きたくなって我慢できない、といった症状が出てきます。

前立腺肥大は、初期ならば投薬治療で改善しますので、おかしいなと思ったら我慢せずに早目に受診してください。


歪みと尿漏れ

尿漏れなどの排泄障害のある方は、骨盤が歪んでいて、骨盤周りの筋肉が緩んだり緊張したりしています。
特に、骨盤底筋が緩んでいると、膀胱や子宮など他の臓器も下がってきますので尿漏れしやすくなります。

女性の場合は出産時に緩みますが、数カ月で元に戻るのが普通です。しかし、骨盤が歪んだままだと、筋肉は元に戻れずに緩んだままになってしまいます。年齢とともにさらに筋力が衰えて尿漏れの原因となるのです。

尿漏れには、骨盤底筋を鍛える運動がとても効果的ですが、これも、きちんと骨盤を整えた上で行うことが大切です。